SALOMON JPN
SALOMON JPN

SALOMON JP

IMPRESSION

サロモンアスリート藤飛翔のIMPRESSION: 八ヶ岳スカイランニングチャレンジ達成を支えたS/LAB CROSS2020/10/15

藤飛翔選手の IMPRESSION
どんな悪路も楽しみに変えてくれる、八ヶ岳で大活躍してくれたシューズ

S/LAB CROSS

こんにちは、スカイランナーの藤飛翔です。今回紹介するのは10月2日の八ヶ岳全山縦走チャレンジを後押ししてくれたS/LAB CROSSです。このチャレンジは八ヶ岳連峰南北を繋いだ43km、累積標高約4000mをスカイランニングスタイルで縦走するタイムアタック(FKT)になります。私ひとりではなく、補給や危険個所でのサポートも含めワンチームでチャレンジを行いました。無事怪我なく帰ってくることができ7時間38分56秒で踏破し新記録を樹立することが出来ました。最高に気持ちよかったです!
本挑戦を足元からサポートしてくれたこのシューズは、様々な悪路でも僕の足をストレスから守り、最高のパフォーマンスを引き出してくれた相棒です。前回は、S/LAB SENSE 8 SGを紹介しましたが、こちらのモデルとの違いも含めご紹介いたします。
※記録として残っている従来記録は下嶋渓氏による14時間。

まず、ひと目で誰もが興味を引くこのルックス。メインのアッパー素材は、Matryx®アッパーというとてもホールド感の強いものになっています。足を通すと、厚手のソックスのような素材に足首上部までが包まれるような感覚です。これに加えてつま先やくるぶし部には補強がされています。ガレ場や岩場で足先・足首まわりにストレスが加わっても足を守ってくれました。S/LAB SENSE 8 SGと比べて、足首回りは同じ構造ですが、前足部のアッパーは補強がされているため、より頑丈でタフな感触です。

ソールについての説明です。上がS/LAB SENSE 8 SG、下がS/LAB CROSSです。ラグの形がどちらも非常に特徴的です。
ここからは私の解釈になります。S/LAB SENSE 8 SGはひし形のラグがアウトソールのほぼ中心線(黄色)に対し左右対称に設計されています。これは土や小さな砂利のトレイルでよくグリップします。接地→体重移動→蹴り出しの局面ごとに、地面に対してダイレクト→ソフト→ダイレクトな力の伝わり方を感じられます。ミッドソールも固めで反発がよく、特に走れるトレイルで強みを発揮します。

一方で、S/LAB CROSSは全面に丸みを帯びたラグ、拇指球部には少し大きなラグが配置されています。これはS/LAB SENSE 8 SGよりもさらに水はけの悪いぬかるみで力を発揮します。丸みを帯びたラグの泥はけの良さに加えて、拇指球で最もダイレクトな接地感が出るようなバランス設計(黄色)のおかげで、悪路での滑りに対してより強くなったモデルと言えます。
S/LAB CROSSのミッドソールは柔らかめですが、中足部の2本のシャンクにより足裏全体でのソフトな接地感とスムーズな体重移動を実現します。走れるサーフェスはもちろん、特に岩場の優位性は高いです。丸みを帯びた滑りやすい岩場や角のある岩場でも強みを発揮します。

僕自身、八ヶ岳のチャレンジで、コースのほとんどが岩場であることからこのシューズを選択しました。北八ヶ岳は土も岩も滑りやすく、南八ヶ岳は乾いた角のある岩場やガレ場が多い難コースでした。ただ、どのセクションでも拇指球を中心とした安定した接地感が得られ、スムーズに次の一歩を出すことができました。
どんな悪路でも楽しみに変えてくれる、本格的な山岳ランニング向けのシューズです。ぜひ店頭にて足を通してみてください。

S/LAB CROSS
23.0cm~28.5cm
¥23,000+Tax

 

IMPRESSION 01

ランニングインプレッション

山も街も、トップアスリートからフィットネス思考の方まで。サロモンがお届けする幅広いランニングコレクションの中から、旬なプロダクトの使い心地をお伝えします。

SALOMON JPN