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2020″吉田啓介”インタビュー2020/06/24

良いコンディション、ロケーションを求めて北海道、アメリカ、カナダなど世界中を飛び回り精力的に活動する吉田啓介。

彼にシーズンの感想とギアのインプレッションを語ってもらった。

Photo:Tsutomu Nakata

SALOMON SNOWBOARDS(以下S)>最近何してんの?

吉田啓介(以下K)>最近はオフシーズン中の運動も兼ねて、自転車買ってサイクリングしていたんですけど、こけて肩の靭帯切っちゃったんですよね…笑

だから今は自転車乗ってプール行ったりしてリハビリ中です…笑

S>マジ!?自転車で怪我してまた自転車でリハビリしてんの!?
お、、、お大事に!
まあ、少雪やらコロナウィルスやらで大変だったと思うけど、今シーズンはどうだった?

K>まあ、何とかやりきりました!
今シーズンはインクムービーとkfilmsの撮影をしていて、自分達の世代で魅せていきたいスノーボードと若い世代のライダー達に先輩達から魅せてもらってきた事を少しでも伝えられたらなとシーズン過ごしてきました。
インクのメンツはみんな個性的で一緒に滑っていて刺激をたくさん受けたし楽しかったです。


Photo:Tsutomu Nakata

あとは北海道バックカントリーガイドの塚原さんのガイドツアーに参加させてもらって勉強させてもらったりもして…今までスノーボードのスキルを上げていく事しか考えていなかったから、山でなんか起きてもまだ十分な知識がないなって思わされるシーズンでもありました!

S>いいね~!
日々勉強ってことだね!
あと
啓介も後輩が出来て育てる年代になってきたんだね。自分の撮影と後輩たちのフォローの両立は大変だよね~。
でもすごい良いことだと思う!こういうスノーボードシーンはなくなっちゃいけないからね。
あ、直属の後輩である今井 郁海はどう?

K>イクミは勢いもスタイルもあって、これから本当に楽しみなライダーだと思います!
撮影中もみんなを引っ張っていってくれる所もあるし、何よりスノーボードを本当に楽しんでますね!
あと体力が半端ない(笑)

S>確かに!郁海はスケートやボルダリングをオフシーズンにやりまくっているからか身体バキバキだよな~。今後が楽しみだね。


Photo:Atwosee

S>シーズンの写真をいろんなカメラマンから見せてもらったよ!
ジャンプの写真多いよね。
パワフルなライディングって啓介の良い部分だと思うから毎年ジャンプの
映像と写真は見たいな。


Photo:Gian

K>はい、ジャンプは好きなので毎年しますよ~(笑)
経験を知識を積んでフリーライドをもっと極めていきたいですけど、
その中でフリースタイルしていきたいっすね!

S>いいね~、その考えと向上心。
そうそう、今年からメインボードをアサシンプロからアサシンにチェンジしたけど、理由は?


Photo:Tsutomu Nakata

K>自分のメインで滑るフィールドには少しフレックスが硬いと思ったから。
特に緩斜面パウダーの時にはノーズが少し喰われていく感覚があって…別にアサシンプロが調子悪いとかではなくて、今の自分の求めている滑りと行く場所には少し柔らかいフレックスの方が遊びがきいて良いなと思って変えました。

S>なるほどね~。
啓介からボードチェンジしたいっていう相談があったちょっと前に中井(孝治)と電話してたんだけど、
「啓介もそろそろもっと柔らかい板選ぶようになるんじゃないかな~」って言ってた!
滑るフィールドが広がっているのは分かるんだけど、啓介の滑り方も変わってきてるのかな?

K>それは少しあるかも知れないですね!
北海道は海外の山みたいにそこまでスティープな所はないし、むしろ緩斜面の場所で滑る事の方が多いからそこまでの硬さは必要ないなって感じたんですよね。

その日のコンディションだったり、行く場所によって楽しめる板って変わるなーって思うから、最近は色んな板に乗るようになったのも前とは少し変わったところかも知れないです。
どんな時でも楽しめるのって最高な事だと思うし!だから滑り方というか、考え方が変わったのかなと思います。


Photo:Tsutomu Nakata

S>ほうほう。んで、そのアサシンの乗り心地は?

K>もうここ何年も乗っていて思うけど、クセがなくて乗りやすい板だと思う。

S>だよね~、試乗会でも評価高いよ!おじさんの俺的にはとても楽だし、そんなディレクショナルすぎてるわけじゃないのにパウダー時は簡単にノーズ浮いてくれるからね!
19-20モデルからセットバック入ってノーズキックも緩くなったんだけど、気づいた?

K>セットバックは入っていたのはセッティングの時気が付いたんですけど、ノーズキックは気がつかなかったです!(笑)
まあ、とにかく調子良いってことは間違いないすね~。

S>OK~。じゃ、次はバインディングについて聞こうかな。シャドーフィットをずっと使ってるけど、シャドーフィットのどこが気に入ってる?

K>バインとブーツの一体感がいいのと、前後の体重移動がすごくしやすいのが気に入ってますね。
最初は不安定な感じがする人もいると思うけど、慣れたらこんな自由に足回りを動かす事ができるバインはないかと思うくらい調子良いですね!

S>そう!気になっているなら食わず嫌いせずに1度使ってみてほしいね。
啓介はシャドーフィットの中でも一番ソフトなディストリクトを使っているけど、チョイスしている理由は?


Photo:Tsutomu Nakata

K>ソフトフレックスであればあるほど自由度が高くなると思うし、それでいてハードな着地にも耐えれる安定性もあるから。

S>なるほど!自由度はトップクラスだからね。

フルモデルチェンジして安定感と反応は増したから不安要素はないよね。
アサシンとのマッチングはどうなの?

K>すごく良いですよ!この自由度があって、ハードな着地にも耐えれる安定性があるから、フリースタイル寄りの板で出来ることを更に広げてくれる感じですね。

S>まあ、プロライダーの技術ってのもあるんだろうけど、この柔らかいセットアップで啓介みたいなライディングが可能なんだね。
ちょっとびっくりだな~。あとビクター(ダビエ)もアサシン使ってるし。
では次に、ブーツへのこだわりってある?

K>柔らかさとフィット感。もちろん見た目も!

S>お、シンプルなだね~、見た目も気にするんだ!?意外。
使用モデルはシナプスだけど、どこが気に入ってる?

K>僕はブーツを2シーズンくらいは同じ物を使うので硬くもなく柔らかくもない、徐々に馴染んでくる感じがいいですね。
あと日本人向けにワイドシリーズがでているから、ブーツの中が狭くて足が痛くなることも無くて良いですね。

S>そうそう、新品のブーツ履きたくないって” ブーツあるある”だよね。
ライダーって滑走日数多いのに意外とブーツチェンジしないからどれが来期か分からないっしょ!

K>そうっすね(笑)

S>いろいろ答えてくれてありがとうね。
最後に応援してくれているみなさまへ一言ちょうだい。

K>スノーボードはずっと楽しめる最高な遊びだと思うので、これからも深く追求して楽しさを周りに広げていってくれたらなって思います!
自分もそんな活動ができるようなライダーになって行けたらなと!
今年はインクムービーとk filmsがリリースされるのでそちらもチェックよろしくです!

S>いいこと言うようになったな~。ありがとう!

【吉田啓介プロフィール】

Photo:Tsutomu Nakata

出身地:北海道旭川市
年齢:31
血液型:A型
活動エリア:北海道
身長:170cm
体重:70kg

使用ボード:ASSASSIN 156㎝
使用バインディング:DISTRICT Msize
使用ブーツ:SYNAPSE 27.0㎝

スタンス:レギュラー
スタンス幅:53.5㎝
アングル:前+21 後-3

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